「室内管弦楽」と「朗読」による❝マヤの一生❞ 特別演奏会 を開催しました♪

 

3月10日(土)午後2時から、一戸町コミュニティセンターホールにおいて、「室内管弦楽」と「朗読」による❝マヤの一生❞ 特別演奏会 を開催しました。

本公演は、町合併 60 周年、一戸町立図書館・一戸町コミュニティセンター開館 15 周年記念事業として行われました。

 

 

『マヤの一生』(椋 鳩十 作、大日本図書 刊)は、戦争児童文学として、また、椋鳩十氏の実話として知られている作品です。

[あらすじ]

熊野の狩人からもらい受けてきた熊野犬の「マヤ」。その愛らしい姿は、三人の息子 たちに大いにかわいがられ、家族の一員として平和に暮らしておりました。そんな 中、第二次世界大戦が勃発。戦局の悪化と共に「食糧難の中、犬を飼うのはぜいた くだ」という風潮が世の中に広まって行き、街の人たちは次々と飼い犬を差し出す よう命じられ、飼い犬たちは連日広場で殺されていきます。 物語を書くための研究材料としてマヤの助命を嘆願し最後まで供出を拒む家族たち。 果たしてマヤの運命は……。

 

本公演は、岩手県内では珍しい朗読劇という形態で開催しました。

ストーリーに沿って、朗読と演奏とを交互に進めていきます。

朗読者は 当町にお住いの 中村 純子 様です。

『マヤの一生』(椋 鳩十 作、大日本図書 刊)より一部抜粋朗読

 

演奏は、「室内管弦楽と朗読の為の組曲 “マヤの一生″」より全18曲

作曲・ピアノは、小島 佳男 様

そしてジュエル・ミュージック室内管弦楽団 の皆様です。

 

物語の終盤、会場は感動の涙につつまれていました。

 

♪ご来場の方のアンケートより♪

・自然に涙が流れ久しぶりにいい音色に接し、心まで清々しくなりました。
・戦時中の理屈にならない無情さがひしひし伝わりました。
・すばらしい音楽と朗読、場面ごとに変わる映像のマヤの表情も胸に響きました。
・マヤの一生のお話、はじめて知りました。悲しい事実ですね…
・日ごろは手を伸ばしにくい椋鳩十の文学ですが、朗読と演奏によってふれることができ良かったです。
・一生に一度あるかないか、よかった。

 

ご来場いただきました皆様、出演者の皆様、関係者の皆様、誠にありがとうございました。

最後に、共催いただきましたジュエル・ミュージック様に感謝申し上げます。

 

なお、椋鳩十氏の著作は、『マヤの一生』などの文学作品のほかにも、絵本などもございますので、一戸町立図書館にぜひお越しください♪